株価の変動というのは経済に大きな動きがあったことを意味します。どんな仕組みで株価が変動するのか、またそれによる影響を確認してみましょう。

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株価の下落は予想できるのか

打ち合わせしている人たち

これまで、多くの投資家や学者たちが株価の動きを予想しようと知恵を絞ってきました。
しかし、現在のところ株価の下落を確実に予想する方法はいまだに確立されていません。
株価は究極のランダムウォークであり、今後の動きを知ることは不可能なのです。

ランダムウォークとはお酒に酔った人が歩くときの千鳥足のようなもので、行き先が分かっておらずランダムな動き方をすることを指します。
株価の動きもランダムウォークに例えられ、上昇や下落がいつ起こるのかを予想することはできないとされています。

経済に関係する学問のひとつに、金融工学があります。
これは高度な数学を用いて過去のデータから今後の動きを予想することを試みる学問です。
かつて、金融工学の実績によりノーベル経済学賞を受賞した学者やウォール街の大手投資銀行でパートナーとなったトレーダー、さらにはアメリカの中央銀行であるFRBの元副議長などが結成したヘッジファンドがありました。
このヘッジファンドは金融工学を用いて債券投資を行い莫大な利益を上げていましたが、徐々に業績が悪化し、債券の他に株式や為替への投資も行ったものの、突如発生したアジアの通貨危機とロシアの財政危機によって総額250億ドルとも言われる負債を残して倒産しました。
プロのトレーダーやノーベル賞を受賞するほどの金融工学者でも、相場の下落を予想することはできなかったのです。

記憶に新しいところでは、サブプライムローン問題を発端とする金融危機やギリシャの財政危機によるユーロ危機が起きています。
世界中の株式市場で株価が下落しましたが、この下落タイミングを正確に予想した人は誰一人としていませんでした。

これらのことから、株価の下落を予想することは不可能だと言えます。

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